構成・オプションについてよくいただくご質問
Q.お勧めのオプションは何ですか?
A.用途に応じて変わりますが
総合的に薦められるのは、ブランドメモリ・グラフィックカード・電源ユニットです。
OSのオプションはOSをお持ちでない方、
OSのインストール方法が分からない方は必ず選択してください。
[ブランドメモリ]
標準で使用するNBメモリは
NBだけにメーカーが公表されません。
メーカーなどの修理保証が付きませんのでご注意ください。
一方ブランドメモリは永久保証と記載しているものが大多数で、
その通りメーカーの永久保証が付きます。
また、型番も分かっているので後から増設しやすく、
自作経験のある方が多く指定されるオプションです。
[グラフィックカード]
グラフィック関係の処理を行う際に大きな威力を発揮します、
主に3Dゲームや3DCAD、画像・動画処理などの性能が大幅に高くなります。
特に最新のFPSやシミュレーションゲームをフルスクリーンでプレイする際には
ハイエンドグラフィックカードはほぼ必須と言えるでしょう。
[電源ユニット]
ケース付属の電源ユニットは安価なモデルに多いということもあり、
品質的にあまり良くはありません。
良くないと言うのは
・電力の変換効率が良くない
・電圧が安定しない
と言った部分に起因します。
ケース付属と単品の電源ユニットの最も大きな違いは
供給電力の安定性の違いです。
電源ユニットの経年劣化を考慮して、
故障するまで安定的に電力供給できるように
80PLUS対応の電源を導入するなどすれば、
長期的な故障率を下げることができます。
[ケースファン]
パソコンのパーツは常温に近いほど性能を発揮するものがほとんどです。
廃熱に気を使っていれば結果的に高い性能が得られ、
パソコン自体、特にHDDの故障率も下げることができます。
[その他静音パーツ]
・CPUクーラー
CPU純正のCPUクーラーは冷却性能は純正ではないそれに対して
ひどく性能が劣ると言うことはありませんが、
ファン小さいため負荷がかかると高回転で回るため、
音が大きくなってしまいます。
CPUクーラーを交換すると高性能なヒートシンクによって排熱性が高まります、
その上、大きなファンが回るため回転数が抑えられ静かになります。
人により感じ方が違う部分ではありますが、
現在お使いのPCのファン音がうるさいと感じるようでしたら、
CPUクーラーを別途取り付ける構成を考慮してみてください。
・ケース
静音性のカナメと言っていい部分です、
通気性や防音性に大きく影響を与えます。
大きなケースは内部スペースに余裕があり排気性・排熱性が高いため、
内部で動作するパーツの各ファンが酷使される状態を防ぎます。
[マザーボード]
パソコンの基本となる基板です。
高いマザーボードはPCIExpress x8やx16が潤沢に搭載されていたり、
LANアダプタが性能のいいとされるメーカーのものが搭載されていたり、
基盤の電源フェーズ数が多く電力の安定供給の向上を図っていたり、
(映像や音声)出力インターフェースが潤沢であったりと
様々な機能が追加されています。
ユーザーがダイレクトに実感できるメリットとしては、
LANアダプタが良いという1点でしょうから
そのメリットを重視してマザーボードを
高いグレードのものに交換されるユーザーも多くいます。
Q.メールやインターネット、EXCELなどが中心です。
A.この用途であれば特にグラフィック性能を意識する必要がないため、
グラフィックカードの導入は必要ないでしょう、
作業が長時間の場合・パソコンを常時立ち上げたりする場合は
電源ユニットや冷却ファンなどをご検討ください。
Q.画像・動画編集が中心です。
A.メモリ、グラフィックカードが高性能なものがお勧めです。
その他以下のパーツを検討してみてください。
[メモリ]
画像・動画編集はソフト側でとにかくメモリを必要とするので
メモリはいくら大きくても無駄にはなりません。
[グラフィックカード]
ゲームや動画再生時に画質がよくなったり、動画のコマ落ちが軽減されます。
近年は画像編集や動画編集でもグラフィックカード側に
処理を割り振るソフトが増えています。
[冷却パーツ]
負荷が高い作業に対しては、
十分な冷却を行い故障のリスクを下げるべきと言えます。
長時間負荷をかけるような作業ならなおさらです。
Q.静音のためのケースを選んでください
A.2015年5月現在取り扱いのあるケースでメーカーで静音を売りにしているものは
・CoolerMaster Silencio 352
・Aerocool DS Cube Windowシリーズ
・Antecの各ケース
・CORSAIR Obsidian 550D
になります。
これらのケース以外に大口径ファンや静音のケースファンが搭載されているケースは
・CoolerMaster CM690 III
・CoolerMaster Centurion 6 Black
になります。
Q.HDDレコーダーの替わりに使用したい。
A.キャプチャカードは必ずご選択ください、
また用途に応じてグラフィックカードを選択してください。
ご予算に応じてHDDやSSDの数、サウンドカードの増設などを検討してください。
[キャプチャカード]
使用しているビデオキャプチャ(録画を行う)チップによって、
またCSやBS対応、同時録画チャンネル数の差や
ユーティリティソフトの有無などの機能面でも価格差が出ます。
高いチップの方が画像が良いとされていますが、
主観的な要因なので細かく気にされるようでしたら
利用者のレポートなどをweb上でお調べいただくことをお勧めします。
[HDD]
ハードディスクレコーダーをお持ちの場合、分かると思いますが
最高画質で録画すると何百GBとあっても、数十時間しか録れません。
圧縮率の高い形式にマメにエンコードすればいいのですが
元のHDD容量が大きければ大きいほど便利です。
またOSの保存フォルダをSSDで運用するユーザーが増えていますが、
エンコード時間の短縮のためにSSD上に録画ファイルを保存し
エンコード後にHDDに移すといった運用を行うユーザーもいます。
Q.とにかく速いパソコンにしたい
A.PC全体の性能はCPUの性能に依存しますが、
3Dグラフィックのゲームをするときには
グラフィックカードがなければいけませんし
負荷がかかる処理をするときには
CPUと併せてメモリ容量も多くなければいけません。
[HDD/SSD]
OSやシステム、良く使うアプリケーションなどはSSDに、
大きなファイルなどはHDDと用途によって使い分けると
それぞれの消耗が少なくて済みます。
[メモリ]
用途に合わせて容量を設定してもいいのですが、
基本的に多くて困るといったことは無いので
予算が許す限りメモリを搭載することをお勧めします。
[グラフィックカード]
ゲーム以外にもグラフィックカード側で画像処理を行うソフト等をお使いの場合や
WindowsのインターフェースであるAeroをお使いの場合、
安価なものでも搭載しておくとCPUとの負荷が分散されるため
トータルで見ると処理が速くなります。
早いパソコンという括りだけで、予算感がないと提案がしにくいので
弊社に見積もりをご依頼いただく際には
ご予算と用途をご提示いただければと思います。
Q.ゲーム・CAD・フライトシミュレータなどの用途です。
A.グラフィック性能の増強が必要なケースですが、
各ソフトの推奨スペックをご確認のうえご選択いただければと思います。
以上、弊社の所見ではありますが参考になれば幸いです。
お客様によりに違う見解・意見もあると思いますので、
ひとつの意見としてご了承ください。