「ディスプレイドライバの応答停止と回復」メッセージについて

このメッセージはWindows8、Windows7、WindowsVistaで起こるメッセージで
ドライバ関連のWindowsの処理(ソフトウェア)のバグのようなもののようです。
処理自体が正常でもこのメッセージが出る可能性があります。
オンボードグラフィック、Geforce系、Radeon系など
種類を問わずいずれでも出る可能性があるようです。

原因としてはWindows標準のディスプレイドライバにバグがあり、
新しいバージョンのディスプレイドライバを入れた際に競合するのが原因のようです。
Geforce系の場合、
イベントログを見ると「nvlddmkm.sys」が原因となっているはずです。
ドライバソフトウェアの更新で改善するケースが多いのですが
Windows標準のドライバも併せて更新する必要があるため、やや手順が煩雑です。
下記手順で試してみてください。

Windows7の場合

1.グラフィックカードの最新ドライバを手に入れます

Geforce~系の場合 Geforceドライバ ダウンロードサイト
http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp
製品シリーズは
例えばGeforceGT220など200番台の数字が入っているなら「Geofrce 2xx Series」を選択してください。
その下にボックスが出ますので型番を選択してください。
ご使用のOSを選択し「検索」を押します。
ダウンロードサイトが表示されます。

2.OSを再起動し、ダウンロードした最新のドライバをインストールします。

3.メッセージが出るので再起動し、セーフモードで起動します。

最初の黒い画面に白字で英語が出ている画面から
Windowsのロゴに切り替わるタイミングで「F8」キーを押してください。
ずっと連打していて構いません。
うまくいけばセーフモードの選択画面が出ます。
Windowsのロゴが出たら失敗です。再度 再起動してください。

4.セーフモード起動後

セーフモードを選択し起動したら、
マイコンピュータからC:\Windowsのフォルダに入り、
右上の検索ボックスでファイル名「nvlddmkm」を入力し検索します。

5.ファイル検索結果

4~6個くらい検索結果が出るはずです。
・「C:\Windows\winsxs\~\」
・「C:\Windows\System32\drivers\」
・「C:\Windows\System32\DriverStore\FileRepository\~\」
のフォルダで見つかります。
サイズの違う2種類ファイルがあるのが確認いただけるかと思います。
「nvlddmkm」のサイズを見て9.39MBとなっているのが古いファイルです。
11.0MB(2010/04頭時点です)となっているのが先ほどインストールした新しいファイルです。
新しいファイルをどこか判りやすいところにコピーしておいてください。

6.古い「nvlddmkm」 9.39MBのファイルを新しいファイルに置き換えます。

ですがシステムファイルなのでそのままでは上書きできません。
ファイルの変更を許可するように下記の設定を行ってください。
「nvlddmkm」の検索結果のうち古いファイル(9.39MB)を右クリックしファイルのあるフォルダを開きます。
開いたフォルダで
nvlddmkm右クリック→プロパティ
→セキュリティタブ(*)
→詳細設定
→所有者タブ
→変更
→(現在ログインしているユーザー名を入力)
→OK
上記(*)のセキュリティタブへ戻る
→編集
→Administrators
→フルコントロール
→OK
これでファイルの変更が許可されました。

6.『5』でコピーした新しい「nvlddmkm」を 『6』のファイルに上書きします。

上書きできない場合、上記の設定がうまく出来ていません。ご確認ください。

7.上書きを繰り返します

『4』 に戻り、全て新しいファイルになるように
(9.39MBのファイルが新しいファイルになるように)繰り返します。

8.全て新しいファイルになったら再起動します。

これでドライバの更新が完了します。
「ディスプレイの応答と停止~」のメッセージが出るかどうか確認してください。

その他の対応方法について

NVIDIAコントロールパネルの3D描写設定を固定すると治るという話もあるそうです。
具体的な手順は
1.NVIDIAコントロールパネルの[3D設定]の中にある[PhysX 構成の設定]を選択
2.セレクトメニューから、搭載しているグラフィックボードを選択
となります。

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