意図せずタイトルのような事象が起こる場合があります
基本的にパソコンはコンセントに刺さっている限り、
わずかですが常時通電をしています。
また、電源オフの状態での周辺機器は通常より
大幅に電力を抑えた待機状態となっています。
通常は周辺機器がこの供給電力が少ない状態を感知して
(動作に必要な供給電力が不足しているため)周辺機器は電源オフになるのですが
周辺機器のメーカー・型番によってLEDが点灯するなどの電力の基準がそれぞれ異なり、
また待機状態での周辺機器の制御は
電源ユニットやマザーボードによって微妙に異なるため、
一概にこうすれば電源供給がされなくなるとは言い難い面があります。
ただ、こういった現象はパソコンや周辺機器の異常ではない点と
待機状態で周辺機器が消費する電力は
微々たる量(0.01kwh未満)である点をご理解いただければと思います。
待機電力が気になるという場合はスイッチ式のコンセントタップを使用し、
パソコンのシャットダウン後はパソコンへの電源供給をオフにすることで
マメに待機電力をカットすることをお勧めします。
常時通電させておく必要があり、
どうしてもこれらの現象が気になるという場合には、
マザーボードの電源管理機能の設定や
Windowsのデバイスマネージャーの設定を変更することによって、
待機状態での周辺機器のLEDランプが消灯できる可能性があります。
以下にいくつか設定の例を示します。
お客様のご利用環境に合わせて設定を変更してください。
1.BIOS(UEFI)の電源供給に関する設定
パソコンの電源投入直後 DELキーを連打してBIOS(UEFI)画面に入り、
(BIOS画面の一例)
Power Management Setupを選んでENTERを押します
(Asusのマザーボードの場合は「Power」タブの中にあります)
開いた画面内に以下の設定があれば
・Keyboard Wakeup
・Wakeup Keyboard
・Wake on Keyboard
・Wake on USB
またはこれに近い項目を探して、
設定を「Disabled」(無効)に変更してください。
設定を保存してBIOSを抜けます。
※マザーボードの仕様によって、これらの設定を行えない場合もあります。
2.Windows上のデバイスマネージャーでの設定
→Windowsが起動したらコントロールパネルを開く
・キーボードの場合
→「ハードウエアとサウンド」をクリックし
開いた画面で「デバイスマネージャー」をクリックする
→開いた画面上で「キーボード」の項目をクリックし展開する
→展開した項目上で電源を消したいキーボードを右クリックし「プロパティ」を選択する
→プロパティ上の「電源の管理」タブを開き
「このデバイスで、(中略)解除できるようにする」のチェックボックスをオフにする
→「OK」をクリックしプロパティを閉じる
・マウスの場合
→上記のデバイスマネージャー上で「ヒューマンインターフェースデバイス」の項目をクリックし展開する
→展開した項目上で電源を消したい入力デバイスを右クリックし「プロパティ」を選択する
→プロパティ上の「電源の管理」タブを開き
「このデバイスで、(中略)解除できるようにする」のチェックボックスをオフにする
→「OK」をクリックしプロパティを閉じる
※デバイスの仕様によって、これらの設定を行えない場合もあります。
3.EuP Readyの設定
AsusやASRockの一部マザーボードでは、
BIOSの設定項目「EuP Ready」を「Enabled」に変更することで、
待機状態で周辺機器への通電を停止します。
4.Good Night LEDの設定
ASRockの一部マザーボードでは「Good Night LED」が搭載されているため、
BIOS上でそちらの設定をOnにすることで、
待機状態でキーボードへの通電を停止します。
※これらの設定を行うとキーボードやマウスからのパソコンの起動や
スタンバイ・休止状態からの復帰は出来なくなります、ご注意ください。